公演ブログをご覧の皆様、こんにちは。松本慎也です。 今回、芳樹さんと仲原とトリプルキャストで演じさせていただきます、アドルフ・カウフマンの紹介をさせていただきます!神戸で生まれたアドルフ・カウフマン。父親はナチス党員で総領事館で働くドイツ人、ヴォルフガング・カウフマン。母親は日本人の由季江・カウフマン(結婚によりドイツ国籍へ)。カウフマンは、外国人であることや、その外見から日本人の子供達に虐められたりしますが、そんな時いつも助けてくれるのが、同じファーストネームをもつ アドルフ・カミル。日本で永住権をもつドイツ国籍のユダヤ人の少年です。2人は、幼い頃からの深く強い友情で結ばれた親友同士ですが、時は第二次世界大戦前。もう1人のアドルフ、アドルフ・ ヒットラーがドイツ、そして世界を大きく変えてゆく激動の時代…苛烈で厳しい運命の波が、2人のアドルフを呑み込んでいきます。稽古も始まり、怒涛の勢いで立ち稽古へと突入しておりますが、僕は初演ではカミルを演じていました。そして、僕の生まれ故郷の愛媛はどちらかと言えば関西弁寄りの発音で、今回カウフマンを演じていて関西弁のカミルと会話をしていると、自然と僕も関西弁風の発音で返しそうになり、標準語の発音が分からなくなるという、初めての壁にぶち当たっています(笑)変わっていくもの、失ったもの、守ろうとしたもの、愛したもの…決して特別ではない普通の少年だったカウフマンが、必死で生きた軌跡を生身の心と肉で演じることで、手塚先生の原作に溢れる沢山の大切なメッセージを、少しでも皆様に届けることが出来たら、幸せです。終戦70年という節目の年にこの作品を演じられることに真摯に向き合い、稽古に励んでいこうと思います。写真は、タウンページより分厚くなった、日本編、ドイツ編、特別編を重ね合わせた台本です(笑)
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